米大リーグ機構(MLB)は3日(日本時間4日)、5月度の月間MVPを発表し、ナ・リーグはドジャース・大谷翔平投手(30)が選出された。大谷の月間MVP受賞は昨年9月以来今季初で、通算6度目。

日本人では野茂、伊良部、ダルビッシュが月間最優秀投手を2度受賞しているが、6度目の受賞は断トツだ。ア・リーグは11本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)が選出された。

 4月19日(日本時間20日)に、自身のインスタグラムで真美子夫人(28)が第1子となる女児を出産したことを明かした大谷。パパとなって生活も一変したであろう大谷だが、圧巻のペースで本塁打を量産した。

 5月2日(同3日)からの5月最初の10連戦で5本塁打。15日(同16日)の本拠地・アスレチックス戦では今季初めて2打席連続弾を放った。25、26日(同26、27日)には2試合連続先頭弾。3試合連続本塁打も2度マーク。5月は全9カードで本塁打を放った。

 月間本塁打は15本。両リーグトップで、リーグ2位のシュワバー(フィリーズ、10本)とは5本差をつけた。23年6月にマークした月間自己最多本塁打に並び、1953年8月のスナイダー、85年6月のゲレロの球団記録にも肩を並べた。

球団新記録には届かなかったが、自らの好調の理由を「打つべき球に対してしっかりアプローチできている」と説明していた。

 5月は月間27試合に出場。15本塁打はリーグ断トツトップで、34安打は同4位、27打点は同2位タイ、打率3割9厘は同12位、OPS1・180は同1位、長打率7割8分2厘も同1位だった。

 ◆日本人選手の過去の月間MVP、月間最優秀投手

 【月間最優秀投手】

 ▽野茂英雄(ドジャース)2度 95年6月、96年9月

 ▽伊良部秀輝(ヤンキース)2度 98年5月、99年7月

 ▽田中将大(ヤンキース) 14年5月

 ▽ダルビッシュ有(カブス、パドレス)2度 20年7&8月、22年9月

 ▽山本由伸(ドジャース) 25年4月

 【月間MVP】

 ▽大谷翔平(エンゼルス、ドジャース)6度 21年6、7月、23年6、7月、24年9月、25年5月

 ▽イチロー(マリナーズ) 04年8月

 ▽松井秀喜(ヤンキース) 07年7月

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