◆米大リーグ ドジャース―ヤンキース(1日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が1日(日本時間2日)、本拠地・ヤンキース戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、5点を追う6回先頭の3打席目は三ゴロに倒れて3打席連続の凡退となった。

 ヤンキースの先発はライアン・ヤーブロー投手(33)。

昨季途中までドジャースに所属した左腕で、今季は試合前の時点で12登板で2勝無敗、防御率3・06をマークしている。大谷は昨季まで10打数4安打の打率4割。ヤーブローがレイズに所属していた19年6月13日に対戦した際には二塁打、三塁打、本塁打を放ち、救援投手から単打を放ってサイクル安打を達成した。

 1回表に先発した山本由伸投手(26)が1点を失って迎えた初回先頭の1打席目は、空振り三振。110キロ台の変化球を交えるヤーブローの投球にタイミングが合わず、最後は外角低めのチェンジアップに手が出て空振り三振を喫した。

 ドジャースは2回にエドマンのソロで追いついたが、3回に山本がライスに2ランを浴びるなど3点を失ってリードを許した。3回2死走者なしで打席に立った大谷は中飛。山本は3回2/3で96球を投げ、7安打4失点で降板し、7勝目はならず、試合前に1・97だった防御率が2・39となった。

 ヤンキース3連戦初戦だった30日(同31日)は、ジャッジが1回表に19号ソロを放って先取点を奪ったが、1回裏に大谷が21号先頭弾。6回にも22号ソロを放ち、チームを逆転勝ちに導いた。前日31日(同1日)は大谷は本塁打こそ出なかったが、2安打を放って18―2という大勝に貢献。一方でジャッジは20、21号ソロを放ち、大敗の中でもただ一人意地を見せた。

現地時間で6月初戦で、ドジャース―ヤンキース戦はレギュラーシーズンでは今季最終戦。大谷VSジャッジの戦いにも注目が集まる。

 6月はこれまで2度、月間MVPを受賞するなど得意としている1か月。今後の爆発にも期待がかかる。

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