坂本勇人「期待に応えられるように」長嶋茂雄さん追悼　「リーダーでいなきゃいけない」熱い言葉胸に
Ｇ球場で調整する坂本（カメラ・堺　恒志） 画像（1枚）

　巨人ナインが３日、長嶋茂雄終身名誉監督の訃報（ふほう）に接し、故人をしのんだ。坂本勇人内野手（３６）が追悼の意を示した。

　坂本は感謝の思いであふれていた。長嶋さんには若手時代から現在に至るまで目をかけてもらってきた。プロ２年目の春季キャンプ。ミスターから肩を触られながら期待の言葉をかけられた。その年に全試合出場とブレイクし、ミスターの手が“ゴッドハンド”として出世街道としての語り草になった。あの日を、忘れたことはない。

　看板選手として奮闘するようになってからも救いの手を何度も差し伸べてくれた。「一昨年、僕が不調の時に東京ドームまで来てくださってスイングルームでスイングを見ていただいたり、『お前はいつまでもジャイアンツのリーダーでいなきゃいけない』と言っていただいたことが心に残ってます」。熱い言葉は今でもしっかりと胸に刻まれている。

　打撃不振で現在は２軍で調整している。このまま終わるわけにはいかない。「これまでの巨人軍をずっと支えてくださった大先輩なので、なんとかその期待に応えられるようにまだまだやっていかなきゃいけないなと改めて思いました。

ご冥福をお祈りします」と誓った。

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