◆米大リーグ ドジャース―メッツ(3日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が3日(日本時間4日午前11時10分開始予定)、本拠地・メッツ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。前日2日(同3日)の同カードでは3試合ぶりの本塁打で23号ソロ。

2試合連発でMLB全体の単独トップに浮上することが期待される。左足薬指を骨折したベッツが「2番・遊撃」で5試合ぶりにスタメン復帰した。

 前日2日(同3日)の本拠地・メッツ戦は、3打席目まで2三振を喫するなど無安打だったが、2点を追う7回2死の4打席目に3番手右腕・クラニックから右翼へ23号ソロ。両リーグ単独トップだったマリナーズのローリーに並んだ。試合前には巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(報知新聞社客員)が89歳で死去したことを悼み、インスタグラムにはツーショット写真とともに「心よりご冥福をお祈りいたします」と投稿。3月に東京ドームで対面したミスターにささげる追悼弾となった。

 メッツの先発は、タイラー・メギル投手(29)。23年に9勝を挙げた経験もある右腕で、今季は11登板で4勝4敗、防御率3・52の成績を残している。大谷はレギュラーシーズンでは5打数無安打だが、昨年10月16日(同17日)のナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦では、右翼へ3ラン。悪いイメージはないはずだ。

 ドジャースの先発は、クレイトン・カーショー投手(37)。ドジャース一筋18年目で通算212勝を挙げているレジェンド左腕だ。

昨季終了後に左膝などの手術を受けたため今季は出遅れ、ここまで3登板で0勝0敗、防御率4・91。今季初勝利、通算213勝目、18年連続白星を狙って今季4度目の登板となる。

 大谷は5月30日~6月1日(同5月31日~6月2日)の本拠地でのヤンキース3連戦初戦に21号先頭弾を放つなど、2本塁打。2戦目は2安打を放ちながらノーアーチに終わり、前日1日(同2日)は4打数無安打で快音が響かなかった。相手がメッツに変わった2日(同3日)に23号。21、23年に月間MVPに輝いた得意の6月とあって、勢いに乗ることが期待される。

 この日、5月の月間MVPが発表され、ナ・リーグは大谷、ア・リーグはジャッジ(ヤンキース)と昨季のMVPコンビが選出された。大谷は5月、月間27試合に出場。15本塁打はリーグ断トツトップで、34安打は同4位、27打点は同2位タイ、打率3割9厘は同12位、OPS1・180は同1位、長打率7割8分2厘も同1位だった。

 前日終了時点で真美子夫人の長女出産に伴う「父親リスト」に入って欠場した2試合を除く58試合に出場。22本塁打(リーグ1位)、39打点(同13位タイ)、68安打(同3位タイ)、打率2割9分2厘(同11位)、OPS1・047(同2位)をマークしている。チームは36勝24敗で、地区2位のパドレスに1・0ゲーム差で首位を走っている。

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