◆米大リーグ マリナーズ1―5オリオールズ(3日・米ワシントン州シアトル―T―モバイルパーク)

 4試合ぶりの5勝目を狙うオリオールズの菅野智之投手が3日(日本時間4日)、敵地のマリナーズ戦に先発し7回を5安打1失点で4試合ぶりの5勝目を挙げた。

 スプリットがさえわたった。

この日の米公式サイトのデータでは結果球にスプリットを投げたのは11回。うち安打を許したのは6回ポランコの左前安打だけで11打数1安打。2度の併殺打と5三振中3個もウイニングショットで奪った。

 23本塁打のメジャートップを走ってる4番ローリーとの勝負は全てスプリット。2回はフルカウントから空振り三振。4回は中飛、6回1死一、二塁では二ゴロ併殺打に抑えてマウンドでほえた。

 失点は2回2死後、7番122キロの巨漢テレスに内角のカーブを右翼席にたたき込まれ同点となったが、オリオールズ打線は5回にオハーンが勝ち越し打を放ち、6回にはこの日負傷者リストから2か月ぶりに戻ったカウザーが2号ソロで追加点。

 菅野は7回も3者凡退に仕留め5安打1失点5奪三振1与四球で防御率は3・04。90球でマウンドを2番手に託した。

 渡米1年目の菅野は22勝36敗でア・リーグ東地区最下位のオリオールズにあって、これで最近9試合に6度クオリティースタート(QS=6回以上自責3以内)をマーク。71イニングは日本人メジャー最多だ。

編集部おすすめ