【巨人】井上温大が序盤に５失点　ロッテに敗れ３連敗　長嶋茂雄さん追悼の勝利ならず
長嶋茂雄さんの背番号の「３」を掲げ応援する巨人ファン（カメラ・中島　傑） 画像（1枚）

◆日本生命セ・パ交流戦　２０２５　ロッテ５―３巨人（４日・ＺＯＺＯマリン）

　３日に死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんを悼み、半旗が掲げられる中で行われた交流戦初戦。

　肩に喪章をつけて臨んだ巨人だったが、序盤に５点を失いロッテに敗れ３連敗。

長嶋さんに白星をささげることはできなかった。雨天中止となった３日からスライドで先発した井上温大投手は３回までに２本の本塁打などで５失点。打線はロッテの先発・石川柊太投手に７回３安打無得点、８回に救援陣から３点を返したが及ばず、石川に移籍後初勝利を献上した。

　初回を３者凡退で抑えた井上は２回、先頭の４番・山本大斗外野手に外角の変化球を右翼スタンドに運ばれる４号ソロ本塁を打たれ、１点を失うと、続く岡大海外野手に四球を与えた無死一塁から藤岡裕大内野手に２ラン本塁打を浴び３点目を奪われた。井上は３回にも２失点。リードを５点に広げられた。

　追う巨人は５回、先頭の若林楽人外野手がチーム２本目のヒットとなる左中間二塁打で出塁したが、甲斐拓也捕手は遊飛、増田陸内野手は右翼フェンス手前への右飛、門脇誠内野手は左飛に倒れ、無死二塁の好機を生かせなかった。

　巨人は８回にようやく反撃。ロッテの救援陣から３点を奪った。先発の石川柊に代わって２番手で八木彬投手が登板したところで先頭の増田陸が四球、門脇が中前打、泉口友汰内野手も左前打で続き無死満塁とすると、八木に代わって３番手で中森俊介投手がマウンドに。キャベッジ外野手は右前にタイムリーを放ち、２人が生還。なおも無死一、三塁から吉川尚輝内野手の中犠飛で３点目を奪い、２点差とした。

　２点を追う９回はロッテの４番手左腕・鈴木昭汰投手から先頭の若林が投手強襲安打で出塁したが、代打・リチャード内野手は見逃し三振、増田陸は三ゴロ、門脇は見逃し三振に倒れ、逃げ切られた。

　井上は４回以降は立ち直り７回までの４イニングはヒットを許さなかったが、序盤の失点が大きすぎた。

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