MLBのR・マンフレッド・コミッショナーが、26年からストライク判定のチャレンジ制度(通称・ロボ審判)導入を提案する予定であることが明らかになった。米情報サイト「ジ・アスレチックス」のドレリッチ記者が4日(日本時間5日)に報じた。
メジャーでは今春の一部オープン戦でテスト導入された。基本的には変わらず球審が判定するが、各チーム2回の権利を持ち、打者、捕手、投手がその場その場で機械判定を要求できる。ドジャース・大谷翔平は3月11日のガーディアンズ戦で見逃した高めの直球をストライクと判定された後に確認を要求し、ボールと判定された。
現在MLBではバットの軌道も測定されており、ハーフスイング判定でもチャレンジを要求できるようにするかという議論もあるが、これについて同コミッショナーは「ハーフスイングについてはまだ決定していない」と明言を避けたという。
MLBと選手会は22年の協定により競技委員会を設立。11人中6人がリーグ関係者(選手側4人、審判側1人)であるため、ルール変更は基本的に承認されるようになっている。