「第28回大和川大会(5月31日・津堂グラウンドほか)◆中学生ジュニアの部 ▽準々決勝 奈良ボーイズ6-4藤井寺ボーイズ

 鮮やかな逆転劇だった。決めたのは5番・玉井だ。

5回、辰己の中前打で追いつき、なおも1死一塁から、左中間へ特大の2ラン。奈良を勝利に導いた背番号25は「コンパクトに振れたのがよかった。これからも力まず、ライナーを打つように。チームの主力になりたい」と胸を張った。

 初回にいきなり3点を失ったが、その裏に松原の中前打を足がかりに1得点。4回には玉井が2点打し同点とした。5回に再び勝ち越されたが、その裏に打線がつながった。

 6回に無死満塁の危機を迎えたが、ここで登板した中川も見事だった。打者6人から3三振を奪う巧みな投球で無失点。勝利を呼び寄せたサイド右腕も「ピンチでも相手に立ちふさがる絶対的な存在になりたい」と力強く言い切った。

編集部おすすめ