◆都市対抗野球大会近畿地区▽第2次予選・第1代表トーナメント3回戦 日本生命2―0YBSホールディングス(5日・わかさスタジアム京都)
日本生命は先発した最速151キロ右腕の谷脇弘起が7回を投げ、勝ち投手となった。直球とカーブを武器に、5回まではストライク先行の投球で被安打1、7奪三振、二塁も踏ませなかった。
打線は4回に先制点を挙げた。今季から副主将と三塁手を務める山田健太が3連続ファウルから、7球目の直球を「球種は張らずにコンパクトに打った」と快音とともに右翼席へ運び、決勝点となった。大阪桐蔭では3度の全国制覇、立大では主将を務め、2度のベストナインという輝かしい経歴を持つ男。梶田茂生監督(56)も「勝負強い」と認めるタイトルホルダーが3年目となる社会人野球でも真価を発揮する。
あと1勝で今年も第一代表となるが、谷脇は「次も投げるつもりで準備する」と、エンジン全開で相手打線に立ち向かう。