◆日本生命セ・パ交流戦 2025 西武1―4ヤクルト(5日・ベルーナドーム)

 ヤクルトは先制、中押し、ダメ押しと効果的に得点を重ね15試合ぶりに3点以上を奪い連敗を7で止めた。高津臣吾監督は「アビラもよく投げたし、打つ方も先制して、その後休まずに追加点が取れたのがよかった」と総括した。

 伏兵の一発が打線に火をつけた。3回に9番伊藤が左翼席に1号ソロ。さらに2死一塁からサンタナが左翼フェンス直撃の適時二塁打をマークし2点目を刻んだ。

 2―0の4回2死。ここで8番・沢井が右翼席に今季1号ソロをたたき込んだ。プロ野球ワーストとなる14試合連続2点以下と不名誉な記録を更新し続けていたが、3点目を奪い“呪縛”から解き放たれた。指揮官は「8番、9番の一発は想像していなかったけど、ああやって初球からスイングしていく積極性はみんな見習ったらいい」と伏兵コンビの活躍に目を細めた。

 5回にはオスナにも適時打が生まれ4点目を奪った。

 先発のアビラが7回2安打1失点の好投で来日初勝利。投打がかみ合い、久々の白星をつかんだ。「ちょっと今はほっとした。今日ぐらいは休みたい。

また明日から頑張ります。ゆっくり休めそうか? わからないな(笑)」と指揮官は上機嫌で締めた。

編集部おすすめ