◆日本生命セ・パ交流戦 2025 ソフトバンク8―4中日(5日・みずほペイペイドーム)

 中日は、終盤に4得点の猛攻を見せるたものの敗戦。チームは今季初の同一カード3連戦3連敗を喫した。

 0―8の8回2死一塁。上林が激走し、三塁への内野安打でチャンスを広げると、山本が2番手・尾形の内角直球を左翼線に運ぶ二塁打で2点を呼び込んだ。9回には石橋の今季初安打となる左前適時打でさらに1点を返すと、続く板山の遊撃への併殺打の間に2点目を追加。8点差を4点差まで詰め寄ったが、最後は上林が初球から振りにいったが、一ゴロに倒れて力尽きた。

 プロ初勝利を懸けて先発したドラフト1位・金丸夢斗投手は初回に4点を失った。2回以降は無失点と修正したが、6回5安打4失点と自己ワースト失点で今季2敗目を喫した。7回には2番手・梅野が4失点。大量失点が最後まで響いた。

 チームは、今季最多タイの借金6。交流戦未勝利で、6日からは本拠地でロッテを迎える。井上監督は「昨日も今日も勝ちたいって思ってるけど、3タテ食らちゃってるから…。(6日からは)ホームに帰るから、仕切り直し」と気持ちを切り替えた。

 井上監督の主な一問一答は以下

―金丸の投球は

「よーいドンで1点ってのは痛い。新人だからしゃあないって言っているレベルではないし、いけると思った球が甘くなかった。球種がバレてるんだろうなってのもあったから、プロはそんなに見逃してくれませんよっていういい勉強になったかなと思います」

―5回以降も続投させた

「(球数制限は)少しずつ解除してかないといけない。今回は中8日だったけど、中7日とか、中6日にするのかって段階。100球で球速が落ちてるとは感じなかったし、体力的にも大丈夫って確認ができたことは収穫かな」

―打線の状態は

「アウェーだからとか、(ソフトバンクは)名前があるとかじゃなくて、借りてきた猫みたいに見えちゃうよね。意気揚々といかないとって部分がでなかった。それに尽きる」

―ブライトを初めて4番に起用した

「うち(の4番)は日替わり。ボスラーやったり、カリステやったり。核がいない状態なので、4番目のバッターとして、つなぎっていう意味での期待を込めての4番。うちには、どしっと座った4番がいないのが現実だからね」

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