【広島】新井監督「成長につなげて」終盤の再三の好機をいかせず…連敗で１か月ぶり勝率５割／一問一答
５回２死一塁、二塁盗塁でアウトを宣告された一塁走者・末包昇大のプレーをリクエストする新井貴浩監督（カメラ・岩田　大補） 画像（1枚）

◆日本生命セ・パ交流戦　２０２５　オリックス４―３広島（５日・京セラＤ大阪）

　広島は、打線が再三の好機を生かせず、連敗で交流戦は負け越しスタート。最大で５あった貯金がなくなり、５月４日以来の勝率５割に逆戻りした。

逆転を許した後の６回以降は毎回得点圏に走者を置きながら、無得点で９残塁と決定打を欠いた。今季初先発となったアドゥワは、５回４失点。打線が一度は２点ビハインドをひっくり返したが、援護に応えられず。故障からの復帰登板を白星で飾ることはできなかった。

　

　新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

　―再三、好機はつくった

　「そうやね。まあ、いいところまでいっている。あと、もうひと押しだと思います」

　―７回に先頭・羽月選手が先頭四球を選んだ場面。２番・小園選手は最近の状態を踏まえての強攻か？

　「もちろん。あそこは小園からクリーンアップ（に回る）。そこで一気にいくぞ、と。ビジターというのもある。

まずは同点とかじゃなしに、あそこは一気にいくぞという形かな」

　―７回は結果的に１死二、三塁から末包選手、坂倉選手の４、５番が代わったばかりの４番手・山岡に対して連続三振

　「あそこは向こうのベンチも三振を捕るために山岡くんいスイッチしているわけだしね。追い込まれたらなかなか厳しい中で、スエ（末包）も２球目のスライダーがファウルになった。ああいう場面は（甘い球は）来ても１球あるかないか、ぐらいだからね。また、そういうのを成長につなげてもらいたい」

　―佐々木選手が初の中堅スタメン

　「彼は試合に出て試合の中で成長していかないといけない選手。いろいろなケース、起用は考えている。ただ基本線はサードで考えている」

　―プロ初を含む２盗塁と足もある

　「センターも、こちらの予想以上にこなしていたと思うし、ヒット（プロ２度目の２安打）も良かったと思う」

　―アドゥワ投手について

　「粘り強く投げていたと思う。ただ、打たれた球は高く入っている。今季初ということで緊張もあったと思う。また次に期待しています」

　―２軍では夫人の出産で一時帰国していたドミンゲス投手が先発。今後は

　「そこはまだ今から。投手コーチとも話し合いながら考えていきたい」

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