◆米大リーグ ドジャース―メッツ(5日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、本拠地・メッツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、2打席連続安打で迎えた1点を追う7回2死走者なしの4打席目は、フルカウントから外角のシンカーを自信を持って見送って一塁に歩きかけたが、ストライク判定で見逃し三振に倒れた。

 メッツの先発は、デービット・ピーターソン投手(29)。

今季は試合前の時点で11試合に登板して4勝2敗、防御率2・69と安定した成績を残している左腕だ。大谷は試合前まで本塁打がなく11打数2安打の1割8分2厘。5月24日(同25日)に敵地で対戦した際には4打数無安打で3三振と完璧に封じられていた。

 初回先頭の1打席目は、フルカウントから外角低めのスライダーにタイミングをずらされて空振り三振。1打席目は5試合連続凡退でうち4三振となった。4点を追う3回1死一塁の2打席目は捉えた打球ではなかったが、二遊間を破って2試合連続安打となる中前安打。苦しめられてきたピターソンからこの試合チーム初安打をマークし、ベッツの適時二塁打につなげ、スミスの左前適時打で生還して65得点目となり、1点差に迫った。

 1点を追う5回1死走者なしの3打席目は右前安打。2打席連続安打で今季21度目のマルチ安打をマークした。1点を追う7回2死走者なしの4打席目は見逃し三振。フルカウントから8球目の外角のシンカーを自信を持って見送ったが、ストライク判定で不満顔を見せ、場内からはブーイングも起きた。

 本拠地でのメッツ4連戦初戦の2日(同3日)に右翼へ23号ソロを放ったが、3日(同4日)は3打数無安打。

前日4日(同5日)も2安打を放ったが、4打数2安打で長打は出なかった。メッツ戦は今季、前日までの6試合で2本塁打を放っているが、24打数5安打の打率2割8厘と抑え込まれていた。

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