◆米大リーグ ドジャース6―5メッツ(5日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、本拠地・メッツ戦に「1番・DH」でフル出場し、4打数2安打で2戦連続のマルチ安打をマークして逆転勝ちに貢献した。

 反撃の起点になった。

0―4と一方的な展開になりかけていた3回1死一塁の2打席目。内角のシンカーをジャストミートできずとも二遊間を抜けて、チーム初安打となる中前安打で好機を作ると、ベッツ、スミスも続いて1点差に迫った。3打席目にも右前安打を放ち2戦連続マルチ安打。5月24日に4打数無安打3三振と抑え込まれたメッツ先発左腕のピーターソンにリベンジを果たす形となった。

 ド軍は最大4点差をつけられながら、2点を追う8回に3点を奪ってひっくり返した。不振のコンフォートが決勝打を放ち、逆転勝ちは今季MLB最多21度目。ロバーツ監督も「今まで苦しんできたのでよかった」と笑顔だった。

 試合後はシャワーを浴びてから、前田(現カブス3A)がデザインした自身と愛犬デコピンが描かれたTシャツを着用して遠征への準備を進めた大谷。昨季ポストシーズンで対戦したヤンキース、メッツとの7連戦を4勝3敗で乗り切り、6日(同7日)からは23年WBCで同僚だったヌートバーが所属するカージナルスとの3連戦に臨む。(安藤 宏太)

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