巨人は6日、浅野翔吾外野手(20)が東京都内の病院で「右尺骨茎状(けいじょう)突起不全骨折」と診断された。不全骨折とは完全には折れていない状態で、今後は故障班に合流してリハビリを行う。

完全骨折の場合は過去の症例から全治2か月程度だが、現時点で全治は不明。同日に出場選手登録を抹消され、代わって2軍戦出場のため新潟入りしていた大城卓三捕手(32)が帰京して緊急昇格した。

 浅野は5日のロッテ戦(ZOZO)に「8番・中堅」で出場。5回2死一塁の2打席目で、相手先発・種市から149キロ直球を右手首付近に受けた。苦悶(くもん)の表情を浮かべてベンチ裏に下がって治療を受け、一度はプレーを続行。しかし6回の守備から途中交代し、試合中に千葉県内の病院へ向かっていた。

 3年目の今季は、打撃不振で4月下旬から11日間の3軍降格も味わったが、5月7日の阪神戦(東京D)で1軍に電撃昇格。同10日のヤクルト戦(神宮)で今季1号をたたき込むと、同25日の同戦(東京D)では先制2点打を放って戸郷の今季初勝利に貢献した。ここまで19試合で打率1割8分2厘、2本塁打、6打点をマークしていたが、予期せぬアクシデントで離脱することになった。

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