◆日本生命セ・パ交流戦 2025 阪神1X―0オリックス(6日・甲子園)

 オリックスが今季3度目のサヨナラ負けを喫し、阪神との関西ダービー初戦を落とした。延長10回に4番手・川瀬が1死満塁から木浪に右前へのサヨナラ適時打を献上。

岸田監督は「川瀬は度胸もあるので、いけると思ったんですけど…。先頭に四球を出して、あそこだけもったいなかった」と肩を落とした。

 先発・東は7回1安打無失点、6奪三振でゲームメイク。昨年8月の右肘手術後初勝利はお預けとなったものの、6回1死まで無安打投球を見せるなど、安定感を光らせた。指揮官は「いい投球でしたね、本当に。去年の手術から明けて、球数も増えてきたところでいい状態になってきた。頼もしいし、これからまだ(状態が)上がるんじゃないか」と、敗戦の中で光明を見てとった。

 一方、打線は阪神・村上の前に8回2安打と沈黙。東を上回る、7回1死までの無安打投球を演じられ「やっぱりいい投手なので、なかなか(攻めて)いけなかった」と唇をかんだ。9回の攻撃では、広岡のライナーが阪神2番手・石井の頭部付近に直撃。「いやあ、(ああいったシーンは)見たくないですよね。かなり打球も速かったし、心配」と投手出身監督として、敵ながらも無事を祈っていた。

 中日から金銭トレードで加入した岩崎については「(出場選手登録は)あすです」と、7日から戦列に加えることを明言。新戦力も携え、仕切り直しの1勝に全力を注ぐ。

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