◆米大リーグ カージナルス―ドジャース(6日、米ミズーリ州セントルイス=ブッシュスタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が6日(日本時間7日)、敵地・カージナルス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、4点を追う7回1死一塁の4打席目は2番手左腕・ロメロと対戦し、二ゴロ併殺打に倒れた。併殺打は5月17日の本拠地・エンゼルス戦以来18試合ぶりで今季3個目の併殺打となった。
カージナルスの先発は、ソニー・グレイ投手(35)。通算117勝の実績があるベテラン右腕だ。今季は試合前の時点で12登板で6勝1敗、防御率3・65と好調。大谷は昨季までで4打数1安打の打率2割5分だが、唯一放った安打は、昨年8月18日に右中間に運んだ本塁打だ。
試合開始前に雨が降ったため、開始時間が1時間17分遅れてプレーボール。初回先頭の1打席目は内角の直球を捉えきれず二ゴロ。「1番・左翼」でスタメン入りしたカージナルスのヌートバーの1回裏先頭の1打席目は一ゴロだった。2点を追う3回先頭の2打席目は強烈な打球で一、二塁間を破る右前安打で3試合連続安打。打球速度は113・4マイル(約182・5キロ)という痛烈な当たりだった。2点を追う5回1死走者なしの3打席目は初球に反応したが遊ゴロに倒れた。
大谷は2日(同3日)の本拠地・メッツ戦で右翼へ23号ソロ。
ロサンゼルスから時差の2時間あるセントルイスに移動しての試合。この日の試合前には、23年WBCでともに戦ったヌートバーとグラウンド上で再会した。昨季までカージナルスに所属したエドマン(ドジャース)も交えて3人で楽しそうに談笑。その後はキャッチボールも行って調整。23年9月の右肘手術後3度目となるライブBP(実戦形式の練習)での登板は9日(同10日)の敵地・パドレス戦前になることも決まった。