「右尺骨茎状(けいじょう)突起不全骨折」で離脱した巨人の浅野翔吾外野手が7日、故障班に合流した。ジャイアンツ球場で行われた故障班の練習に参加。
浅野は5日のロッテ戦(ZOZO)に「8番・中堅」で出場。5回2死一塁の2打席目で、相手先発・種市が投じた149キロ直球を右手首付近に受けた。苦悶(くもん)の表情を浮かべてベンチ裏に下がって治療を受け、一度はプレーを続行。しかし6回の守備から途中交代し、試合中に千葉県内の病院へ向かっていた。
その後、東京都内の病院で「右尺骨茎状(けいじょう)突起不全骨折」と診断された。不全骨折とは完全には折れていない状態。完全骨折の場合は過去の症例から全治2か月程度だが、現時点で全治は不明となっている。
3年目の今季は打撃不振で4月下旬から11日間の3軍降格も味わったが、5月7日の阪神戦(東京D)で1軍に電撃昇格。同10日のヤクルト戦(神宮)で今季1号をたたき込むと、同25日の同戦(東京D)では先制2点打を放って戸郷の今季初勝利に貢献した。ここまで19試合で打率1割8分2厘、2本塁打、6打点をマークしていた。期待の大きい若武者が復帰を目指して、リハビリを進めていく。