◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人2―0楽天(7日・東京ドーム)

 巨人のライデル・マルティネス投手が球団新記録となる開幕から25試合連続無失点を達成した。

 2点リードの9回から登場し、最速154キロの直球とスプリットを軸に無失点。

21セーブ目をマークした。

 前日までチームは5連敗。NPB最速でシーズン20セーブに到達した5月30日の古巣・中日戦(バンテリンドーム)以来、6試合ぶりの登板だった。「(登板)間隔が空いて、ちょっと難しさもあったのは事実だけど、結果がしっかり残せたので良かった」と笑顔を見せた守護神。12年の山口鉄也を超え、巨人軍の球団史に名を刻んだことについては「チームのおかげでもある。そこはチームに感謝したい。いつも言ってるけど、キャンプでしっかり調整ができて、日々の練習がしっかりできている成果」と振り返った。

 6月7日時点でいまだ防御率0・00。要因を問われると「正直話すと、シーズン序盤はどうしても感覚的にあまり良くない時が続いていた。その中で登板を重ねていって状態がしっかり上がってきたところに一つ理由がある」と答えた。

 チームにとっては3日に死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんに届けた初白星でもあり「直接お会いしたことはないですけど、テレビを通じて見たことがありますし、今日の試合に関してはやっぱり長嶋さんのために皆プレーした。接戦でしたけど最後勝てたのは本当に良かった。

長嶋さんのご家族にはお悔やみを申し上げたいと思います」。来日9年目の助っ人は丁寧に言葉を紡ぎ、球場を後にした。

編集部おすすめ