◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人2―0楽天(7日・東京ドーム)
回を追うごとに、東京Dの独特の雰囲気に順応した。プロ初登板初先発した2年目の19歳右腕、大内が4回1安打3奪三振で無失点。
初回の投球練習の1球目がすっぽ抜け大暴投。「最初は緊張で頭がボーッとしていました。あれで逆に力が抜けたのかな」と我に返った。初回、2回と先頭に出塁を許すも後続を断って無失点。140キロ台後半の直球、100キロ台前半のカーブを中心に巨人打線を翻弄(ほんろう)した。
宮城・東松島市出身で、日本ウェルネス宮城から23年ドラフト7位で入団。荘司がコンディション不良で、5日に出場選手登録を抹消。回ってきた舞台で結果を残した。前日の9時間睡眠を「いつもより寝過ぎちゃったかなと。反省しました」と初々しく笑う姿に、大器の片りんが漂っていた。(阿見 俊輔)