7、8月に秋田県で開催される「第31回世界少年野球大会 秋田大会」の詳細が16日、都内のホテルで発表され、ソフトバンク球団会長で世界少年野球推進財団理事長の王貞治氏が出席。3日に肺炎のため89歳で死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんへの思いを、あらためて明かした。
「とにかく病気をされたということだけならば、回復してということはあるけれど、やはり亡くなってしまうと、もうそれから日にちがたつだけになってしまいますから。とにかく存在がもう大きすぎて。どういう風な言葉で語っても語り尽くせない人ですから。やはり本当に、あとは心の中に生き続けてもらうというか。それしかないんですよ」と語った。
また、プロ野球で、長嶋さんの名前を冠した賞の新設の可能性についても言及。「いずれ、そういう話も出るでしょうね。いつになるか分からないけれど。そういうことになるでしょう」と見通しを口にした。
王氏は巨人での現役時代、長嶋さんとの「ON砲」でプロ野球史に大きな足跡を残した。プロ野球最多となる通算106回のアベックアーチを放ち、指揮官として日本一を争った盟友で、8日に都内の桐ケ谷斎場で営まれた告別式では弔辞を読んだ。