「第56回日本少年野球選手権大会」関西ブロック予選(15日・長瀬少年運動広場)◆小学生の部 ▽2回戦 ナガセボーイズ9-8大淀ボーイズ

 関西ブロック予選(小学生の部)は2回戦が行われ、ナガセが執念で勝利をつかんだ。

 タイブレークの延長8回。

先攻で4点を勝ち越したが、1点差まで迫られ、なおも2死二、三塁の危機。だが、ここで5回途中から救援していた濱澤主将が、こん身の直球で空振り三振を奪う。2時間10分の激闘に終止符を打ち「勝てて良かった」と安どの息を吐いた。

 終盤の粘りで、本戦切符へ望みをつないだ。2点を追う6回。まずは小屋敷の適時二塁打で1点差とした。なおも1死二、三塁から尾崎の遊ゴロが敵失を誘い同点に。さらにスクイズが外され挟殺プレーとなったが、三塁走者・濱澤が好走塁で本塁を陥れた。

 濱澤は、投げても5回2死一、三塁で登板し、後続をピシャリ。6、7回はともに、同点とされ満塁の大ピンチを背負ったが、勝ち越しは許さず。「とにかく抑える気持ちだった」と力を込めた。

 打のヒーローは尾原だ。

延長8回、1点を勝ち越したあと、2死満塁から左中間を破る決勝三塁打。「1、2打席目は凡退で落ち込んだけど、久しぶりに大きなのが打ててうれしかった」と笑った。これで、本戦出場に王手。濱澤は「全国へ行きたい気持ちは、みんな満々。点をどんどん入れて勝ちたい」と気合を入れた。

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