◆米大リーグ ドジャース―パドレス(17日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が17日(日本時間18日)、本拠地・パドレス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、5点をリードした6回1死二塁の4打席目は今季2打数無安打に抑えられていた松井裕樹投手(29)と対戦し、この試合3つ目の三振となる空振り三振を喫した。
パドレスの先発は、ランディ・バスケス投手(26)。
1点を追う3回1死では右太もも付近に今季2つ目の死球を受けて「アッ!」と絶叫した。ナ・リーグ西地区のライバル対決。前日の4連戦初戦でもパヘスが死球を受けて投手のシースをにらみつけて一触即発の事態となり、この試合では3回に2番手右腕のトリビノがパドレスのタティスに死球を当てていた。球場からは大ブーイングが起きて騒然となり、ロバーツ監督は審判団に詰め寄って怒りを爆発させて猛抗議して退場処分。警告試合となって本拠地のドジャースファンからは「パドレス倒せ!」の大合唱がわき起こった。
塁上で笑顔を見せるなど大きなダメージはなかった模様で同点の5回1死走者なしで3打席目も立ったが空振り三振に倒れた。
前日はエンゼルス時代の23年8月23日以来約1年10か月ぶりに投手で復帰。1回28球で2安打1失点だったが、最速100・2マイル(約161・3キロ)をマークした。さらにバットでも1点を追う2打席目に同点の適時二塁打を放って自らの黒星を消すと、3打席目にも右前適時打で4打数2安打2打点でチームの逆転勝ちに貢献。
3試合連続マルチ安打を放ち、日米通算300号にも残り2本と迫っており、3試合ぶりの26号にも期待がかかる。ロバーツ監督は登板翌日の大谷について試合前には「少し疲労はあるが、状態はいいので今日も出場する。今日起用しないという選択肢はなかった」と話していた。