マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が20日、大阪・関西万博で開催されたユニクロのイベント「PEACE FOR ALL」に出席し、高校、大学生約130人の前で思いを語った。

 扉の取っ手部分に野球ボールが描かれたTシャツは、「好きなことを見つけて扉を開こう。

その先にはきっと素敵な世界が広がっている」と思いを込め、デザインしたという。イベントでも「好きなことを見つけて、とにかくその扉を開いて、一歩進んでほしい。この扉がどっちに開くかわからない。押して向こうへ行くか、引いて覗きながら行くのか。今日いる学生の、若い人たちには恐れることなく勇気を持って、トンって押して行ってほしい。ある程度人生経験を踏んだ人は引いて覗いて、考えてから一歩踏み出してほしい。そんな思いがあります」と熱く訴えかけた。

 今年1月にアジア人初の米野球殿堂入りした際には、会見で今回デザインしたユニクロTシャツを着用。「いろんな扉を開けてきた思いがあったので、あの会見ではこのTシャツが相応しいんじゃないかなと思って…」と振り返った。学生に向け「好きな扉をぶち破ってほしい。好きな扉、興味のある扉、好きなものを見つける扉もある。みんなにはどんどん開いて行ってほしい。

みんなに扉が現れた時には勇気を持ってあけてほしい。未来をがっちりつかんでほしい」と発信。イチロー氏がデザインしたチャリティーTシャツはこの日から、全国の店舗、オンラインにて発売される。

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