ドジャースは20日(日本時間21日)、ロサンゼルスで移民取り締まりやそれに伴ったデモの発生による影響を受けた移民家庭などに100万ドル(約1億4500万円)を寄付したことを発表した。ドジャースやオーナーのマーク・ウォルター一家が運営する財団は、1月にロサンゼルス近郊で発生した大規模山火事でも最大1億ドル(約156億円=当時のレート)を寄付していた。
ロサンゼルスでは、トランプ大統領による移民取り締まり強化に対し、連日デモが行われており、10日(同11日)からは夜間の外出禁止令も出た。ドジャースタジアムは対象エリアを外れたため試合は問題なく行われたが、試合後に周辺道路の一部が封鎖されるなど観客には一部で影響が出た。すでに外出禁止令は解除されたが、米国内では放火や器物破損などが相次いでいる。
前日19日(日本時間20日)には、移民・関税執行局(ICE)職員のドジャースタジアムに入場しょうとしたことを拒否したことを発表した。ロバーツ監督は100万ドルの寄付について「素晴らしいことだと思う。きっとその資金は適切な形で配分されるだろうし、ドジャースがそうした支援を行ったことを聞けてうれしいし、それは間違いなく正しい行動である」と話した。