◆米大リーグ ドジャース―ナショナルズ(20日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースのC・カーショー投手(37)が20日(日本時間21日)、本拠地・ナショナルズ戦に先発し、5回5安打2失点で今季3勝目、通算215勝目の権利を持って降板した。この日4三振を奪い、史上20人目の通算3000奪三振には残り「8」といよいよカウントダウンに入った。

 自身2連勝中のレジェンド左腕は初回にロサリオに先制ソロを浴びたが、2回以降は走者を出しながらも粘りの投球を見せた。この日の試合前の時点で通算2988奪三振。3回にはウッド、チャパロと3、4番から連続三振を奪って通算奪三振が「2991」となり、大台まで残り1ケタとなった。5回にはアダムズにソロを被弾したが、エイブラムズを見逃し三振。「3000」の数字が目前となり、現地の番記者らも自身のXで逐一速報するなど注目が高まっている。

 ドジャース一筋18年目のレジェンド左腕は11年に最多勝、最優秀防御率、最多奪三振で初のサイ・ヤング賞に輝くなど過去MVP1度、サイ・ヤング賞3度、最多勝3度、最優秀防御率5度、最多奪三振3度に輝いている。13勝をマークした23年オフに左肩の手術を受けた影響で昨季は7登板で2勝(2敗)、防御率4・50と17年目で自己ワーストの成績に終わった。さらに、昨年11月には左足と左膝の手術を受けて今季も負傷者リストでスタート。だが、マイナーで5試合に登板して結果を残し、5月17日(同18日)の本拠地・エンゼルス戦が今季初登板。先発陣に負傷者が続出する中、頼もしい存在となっている。

編集部おすすめ