◆米大リーグ ドジャース6―5ナショナルズ(20日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が20日(日本時間21日)、本拠地・ナショナルズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、3打数1安打1打点で4試合ぶりの打点をマークして逆転勝ちに貢献した。先発したカーショーは5回2失点で3連勝となる通算215勝目。

史上20人目の通算3000奪三振まで残り「8」となった。

 大谷は4月に対戦した際に3打数3安打で1本塁打も放っていたナショナルズ先発左腕・ゴアから1、2打席目は一度もバットを振ることなく2打席連続四球。2点をリードした4回2死三塁の3打席目に右前適時打を放って4試合ぶりの打点をマークした。その後は4打席目は左飛、5打席目は空振り三振で快音は響かず、6試合、29打席連続本塁打なしとなった。

 試合は初回にカーショーがロサリオにソロを浴びて先取点を献上したが、3回にT・ヘルナンデス、パヘスの連続適時打などで3点を奪って逆転。4回にも大谷の適時打で1点を追加した。5回にアダムズにソロを浴びて2点差とされたが、6回にロハスの3号2ランで再び4点差にした。

 7回は3番手左腕のベシアが2死満塁のピンチを背負って降板すると、3番手右腕のイエーツが代打・ガルシアに右翼線へ2点適時二塁打を浴びて2点差に迫られたが逃げ切った。

 大谷は前日19日(同20日)の本拠地・パドレス戦の9回の5打席目に右脇腹に死球を受け、試合後には真っ赤な跡がくっきりとしていたほどで湿布を貼って帰宅した。状態が心配されたが、試合前には22日(同23日)の本拠地・ナショナルズ戦で予定されている登板へ向けてブルペン入りして20球を投げるなど大きな影響はなさそうだった。パドレス戦での乱闘や故意死球などでこの試合はロバーツ監督が出場停止処分を受けてベンチ外。指揮官不在だったが、しっかりと勝利をつかんだ。

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