◆日本生命セ・パ交流戦 2025 阪神3―0ソフトバンク(21日・甲子園)

 阪神・藤川球児監督がスクランブル登板で期待に応えた桐敷に賛辞を贈った。

 先発の大竹は5回まで1安打無失点の好投。

しかし、6回先頭の川瀬に2球目を投じたところで左手中指がつるアクシデントで緊急降板となった。そこで、指揮官が起用したのが桐敷。経験豊富な左腕は2ボールから始まった打席の川瀬、野村、佐藤直を3者連続の空振り三振に仕留めた。

 藤川監督は桐敷をスクランブル登板させた理由に「あの辺りはやっぱり経験のある投手でいかなければいけないし、いまのうちのブルペンでは、経験が一番豊富なのは岩崎か桐敷になりますから。桐敷がいたというところが、チームにとって救われましたね」と説明。投球内容についても「(前回は)球場が合わなかったんだと思いますけどね。西武と仙台は特性が。甲子園らしいピッチングで良かったと思います」とたえた。

 22日の交流戦ラストゲームに向けては「勝って兜の緒を締めると言いますか、4日間空きますから。明日の交流戦でやってきた全てをいい方で出せるように全力で、チームで一つになって戦っていきたいと思います」と力を込めた。

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