◆日本生命セ・パ交流戦 阪神3―0ソフトバンク(21日・甲子園)

 ソフトバンクは6回から2番手で川口冬弥がプロ初登板し、坂本、高寺を2者連続三振。続く前川には安打を許したが、代走・熊谷の二盗失敗で、1回を無失点に抑えた。

20日に育成から支配下登録されたばかりで新しい背番号95のユニホームが間に合わず、背番号132を着用しての登板となった。「高校のときはアルプススタンドで見てた場所にいざ自分が立って投げるって、すごいなと思いながらマウンドに行って。でも、マウンドに立ったらしっかりやることをやろうと、案外落ち着いてできました」と25歳のオールドルーキーは初々しく振り返った。

 川口は東海大菅生時代は控え投手でベンチ入りさえできず、チームがベスト4に進出した3年夏の甲子園もアルプススタンドから応援。城南国際大から社会人野球のクラブチーム・ハナマウイを経て、昨年は独立リーグ四国IL・徳島でクローザーを務めた。昨秋の育成ドラフト6位でソフトバンクに入団し、2軍では16試合で防御率0・98、3セーブ。150キロ超えのストレートを武器に支配下登録を勝ち取った。

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