◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人5―2西武(21日・東京ドーム)
巨人のライデル・マルティネス投手が最終回を9球で3者凡退に抑え、23年福田俊(日本ハム)に並ぶ歴代3位の開幕から29試合連続無失点をマークした。セーブ数は24とし、セ・リーグ1位の松山(中日)に2差に迫った。
3点リードで迎えた9回に連投でマウンドへ。最速155キロの直球と140キロ台のスプリット、130キロ台のチェンジアップで2三振を奪うなど西武打線を寄せ付けなかった。前日から2試合、計6人の打者と対して5Kと圧倒。「普段通りアウトをしっかり取る。7回にチームが逆転してくれたので、その点差をしっかり守る意識で。打線も当然よかったけど、その前に投げたリリーフピッチャー、石川もそう、大勢もリードをしっかり守った。点差を広げさせなかった。役割をしっかり果たした結果だと思います」と投手陣のリレーに胸を張った。
開幕からの連続イニング無失点も28回2/3に更新し、07年高橋尚成の28回を超えて球団2位に浮上。NPB通算190セーブ(中日166、巨人24)にも到達した。
無失点記録を継続していることには「特にプレッシャーは感じてない。というか、プレッシャーはない。
開幕から捕手は甲斐、岸田らとコンビを組み、この2試合は5月23日まで2軍にいた小林とバッテリー。「どのキャッチャーでも問題ないし、みんな本当にいいキャッチャー。小林選手は1軍に来てから、試合中のブルペンで何回か自分の球を捕ってくれていた。そこで自分のボールも知ってくれていたし、試合に行ったら投げたい感触のいいボールを自分で選んで、彼(小林)もそれを感じてリードしてくれているんだと思う」と話した。