◆米大リーグ ロッキーズ―ドジャース(26日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、2試合ぶりの本塁打でリーグトップを独走する28号ソロを放った。

 3打席目までは二ゴロ、四球、一ゴロで快音がなかった大谷。

2―1で1点をリードした7回2死走者なしの4打席目に、4番手右腕・キンリーの87・4マイル(約140・7キロ)のスライダーを右中間席に運んだ。本塁打ボールはブルペンで投球練習をしていたイエーツがナイスキャッチ。打球速度は107・8マイル(約173・5キロ)、打球角度40度、飛距離419フィート(約128メートル)だった。

 38歳リリーフ右腕・イエーツは、大谷と同じように2006、21年に2度の右肘トミー・ジョン手術を受けた苦労人だ。14年にレイズでメジャーデビューし、この日までデビューから452登板連続で救援登板。先発登板はいまだ1度もない。4年目の17年にはエンゼルス、パドレスで62試合に登板。19年に41セーブでセーブ王に輝いたが、トミー・ジョン手術を受けて21年は登板がなかった。その後復活して昨季はレンジャーズで61試合に登板して33セーブ、防御率1・17。今季がメジャー12年目だが7チームでプレーしてきた。

 大谷が投手復帰した際には「2度のトミー・ジョン手術を受けた身として、リハビリをやり抜いた上で毎日チームの先頭打者として出場し、毎日『大谷翔平』であり続けるのは本当に驚かされる。肘の安定性と強さに自信を持てれば、もう心配はいらないよ」とエールを送っていた。

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