マリナーズのカル・ローリー捕手(28)が、ブレーブスの本拠地アトランタ・トゥルイストパークで行われるオールスター前日の7月14日(日本時間15日)に実施されるホームランダービーに出場することを27日(同28日)、MLB公式SNSなどが報じた。メジャーデビューから5年目で初出場となる。

 ローリーは前日26日(同27日)終了時点で両リーグ単独トップを独走する32本塁打。チーム80試合終了時点での32発は、64・8発ペースと打ちまくっている。現時点ではともに28本塁打で両リーグ2位のドジャース・大谷翔平投手(30)、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)と昨季の本塁打王2人にすら4本差をつけている圧巻のペースだ。

 ローリーは18年のドラフト3巡目(全体90位)でフロリダ州立大からマリナーズ入り。強肩強打、両打ちの長距離砲の捕手という珍しさもあり、21年にマリナーズでメジャーデビューした。1年目の21年こそ47試合の出場で2本塁打だったが、レギュラーに定着して出場試合数を増やした22年以降は27、30、34本塁打を放ってきた。今季はこまで32本塁打、69打点がともに両リーグトップ。昨季までは23年の打率2割3分2厘が最高だったように確実性に課題もあったが、打率2割7分5厘、すでに自己最多を更新する9盗塁もマークしている。捕手というポジションながら、昨季ゴールド・グラブ賞に輝いた守備力も光っている。

 近年は体力面の負担や、その後の影響などを考慮して有力選手が出場を辞退することも珍しくないホームランダービーだが、8人の出場枠のうち、アクーニャ(ブレーブス)、ローリーの2人が早くも内定した。昨季はドジャースのT・ヘルナンデス外野手が優勝した。

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