◆米大リーグ ロッキーズ1―8ドジャース(25日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・山本由伸投手(26)が25日(日本時間26日)、敵地・ロッキーズ戦に先発し、5回1安打無失点6奪三振で渡米後最多タイの7勝目。5回までわずか56球。

メジャー初の“完投ペース”だったが、大雨による1時間27分の中断が影響した。

 チームはシーズン折り返しとなる81試合目でリーグで50勝一番乗り。背番号18は渡米2年目の今季は3月の東京シリーズで開幕投手を務め、負傷者が続出する先発陣の中、ロバーツ監督も「彼のことを『エース』と胸を張って言える」と認める働きを見せている。援護が特になかった6月は5試合目で初勝利。昨季は6月に右肩を痛め、約3か月離脱した影響で7勝止まりだったが、今季は16試合目で並んだ。

 「(今季開幕から)ピッチングの内容には少し波がありましたけど、体調は変わらずずっと良く行けましたし、食事の面も睡眠の面もトレーニング、練習。どの面も充実して、どの面もしっかり力を入れて取り組めたので、そこが良かったと思いますし、ちょうど半分なので。またしっかり気を引き締め直してと言いますか、もっともっと加速していけるように頑張りたいと思います」

 この日は正捕手のスミスではなく、新人捕手のラッシングとのバッテリー。最速95・4マイル(約153・5キロ)を計測した初回はわずか10球で3者凡退と抜群の立ち上がりを見せ、2回も2奪三振と圧倒した。被安打は3回2死から9番・ヒリアードに許した右前打だけ。5回は先頭打者を初めて四球で歩かせたが、次打者を投ゴロ併殺と問題なかった。ド軍攻撃中の6回に大雨が降り出し、マンシーのラッキーな2点適時打で山本への援護点が入ったが、その後の長時間の中断で6回のマウンドに右腕は上がらなかった。

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