「第17回日本少年野球報知旗争奪 関西さわやか大会」(6月21、22日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか)◆中学1年生の部 ▽決勝 大阪柴島ボーイズ9-4湖南ボーイズ

 134チームの頂点をかけた決勝が22日行われ、大阪柴島ボーイズ(大阪北支部)が2年ぶりの優勝を飾った。初優勝を狙った湖南ボーイズ(滋賀県支部)は惜しくも準優勝に終わった。

 仲間のためにも戦い、頂点に立った。大塚が最後の打者を遊ゴロ併殺に仕留め、試合終了。関西ブロックの1年生王者となった大阪柴島ナインが、マウンド付近で跳びはねた。「最高。みんな打って守って、協力した結果」。そう話す高橋丞主将も、飛びきりの笑顔だった。

 準決勝で逆転サヨナラ勝ち。その一戦でV打の高石が、初回2死満塁から「準決勝から気持ちがこもっていた。最高の日です」と中前へ先制打。同点とされた2回には、木村が2点三塁打を放つなど、3点を勝ち越した。

 その後も最後まで攻め続けた選手たち。そのなかで、1番・上澤が存在感を発揮。

4回に三塁打、5回には二塁打を放つなど3安打3得点とチームを引っ張り「すごいチーム数が多い大会で優勝できてうれしい」と笑った。

 第14、15回大会で連覇。だが昨年は準優勝に終わり「今年は絶対、優勝」を合言葉にナインはひとつに。さらに、病気のためこの日はメンバー外となった、投手陣の一角を任される高橋笑のため、より結束が固まった。そして見事にV。「(高橋笑に)頑張ってくると言ったし、やってやる気持ちだけだった」と高橋丞。悔しい思いをした仲間に、最高の報告ができた。

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