◆米大リーグ ツインズ2―11マリナーズ(23日・米ミネソタ州ミネアポリス=ターゲットフィールド)

 先週の週間MVPを受賞したマリナーズのカル・ローリー捕手の勢いが止まらない。23日(日本時間24日)、敵地のツインズ戦に「3番・捕手」で先発出場し、4試合連続となる32号本塁打を放ちジャッジ(ヤンキース)に4本差、大谷翔平(ドジャース)には6本差をつけた。

  

 勝敗の行方がほぼ決まった9回でもローリーは貪欲だ。2死二塁、左腕ウェンツのカウント2―1からの高めのチェンジアップを見逃さなかった。右打席から放たれた角度33度の飛球は左翼ポール際に飛距離116メートル弾が飛び込んだ。いつもように淡々とダイヤモンドを一周したローリーにナインからの激しい祝福が待っていた。

 ローリーの本塁打ペースは、捕手として1970年レッズのジョニー・ベンチのオールスター戦前の最多本塁打28本を大幅に塗り替え、スイッチヒッターとしても球宴前の最多アーチとなっている。

 また、打点王レースでも、ジャッジにも6点差をつけ、2冠王に向けばく進中だ。

 

編集部おすすめ