大谷翔平の２６号２ランを“落球”した親子　父は「手を出してはいけないと思って…」　息子号泣の理由は？
大谷翔平の２６号２ランを“落球”した親子（カメラ・村山みち通信員撮影） 画像（1枚）

◆米大リーグ　ドジャース１３―７ナショナルズ（２２日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が２２日（日本時間２３日）、本拠地・ナショナルズ戦に「１番・投手兼ＤＨ」で先発出場し、投手としては最速９８・８マイル（約１５９キロ）で１回無安打無失点２奪三振。打っては２６号２ランを含む２安打５打点で自身の“二刀流最多”を更新した。

　「打者・大谷」は空振り三振、空振り三振、四球で迎えた１点リードの７回無死満塁の第４打席で今季途中まで同僚だった右腕ルートスから一塁線を破る３点三塁打。８回１死一塁の第５打席では左中間へ８試合ぶりの２６号２ラン。観客のグラブに当たってボールがグラウンドに落ち、一度はインプレーと判定されるもリプレー検証の末に本塁打となった。登板日の本塁打“二刀流弾”はエンゼルス時代の２３年８月２３日（同２４日）のレッズ戦以来６６９日ぶりで、日米通算３００号に王手をかけた。

　このホームランボールをめぐって注目を集めたのが捕り損ねた父の横で号泣していた少年だ。現地在住の父・尾中亮介さん（４３）は「（打球が）真っ直ぐ飛んできた。ボールが手のひらに当たって。試合中のボールに手を出してはいけないと思ってグラブを出しちゃダメだとしゅん巡して逆に力が入ってしまった」とし、日本メディアの取材と撮影に応じながら「一生悔やむ写真になりました」と話した。息子の仁くん（７）が泣いていた理由は父がボールを捕れなかったことではなく、父の手がぶつかって痛かったからだという。

　亮介さんは「大谷さんにどうにか（ボールを）譲ってくれないかってお願いしたいんですけど。大谷さんと話したら是非…」と報道陣にリクエスト。仁くんは「かっこよかった」と大谷に夢中だった。

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