◆日本生命セ・パ交流戦 2025 ヤクルト2―4オリックス(22日・神宮)

 ヤクルトは最終戦に敗れ交流戦最下位が決まった。ドラフト1位の中村優斗投手=愛知工大=が5回5安打4四死球、1失点の力投も初登板初勝利を逃した。

高津臣吾監督は「もう少し制球良く投げることができる投手だと思っている。今日に関してはプロとしての第一歩を踏み出したというところで固さもあっただろうし、いろんな感情を持ってマウンドに上がったと思う。また次、もう少し落ち着いた彼本来の投球を期待したい」と振り返った。

 初回先頭の西川を153キロの直球で空振り三振に仕留めるも、「緊張もあり、少し力みが選考して変化球を操ることができなかった」と振り返ったように、ここから制球が乱れた。スライダーが引っかかり、宗に死球を与えると、太田、杉本に直球を痛打され先制点を献上した。

 それでも2回以降は立て直し5回まで無失点に抑えたが、打線は援護できなかった。

 交流戦は5勝12敗1分けで最下位に沈んだ。指揮官は「先発投手が序盤に大きく崩れる展開が多くて、なかなか点も取れなかったですけど、序盤からゲームを追いかける展開が続いた。そこの投手陣の整備というのはすごく重要だと思いました」と低迷の要因を語った。

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