◆米大リーグ カブス―マリナーズ(22日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)

 カブス・鈴木誠也外野手(30)が22日(日本時間23日)、本拠地・マリナーズ戦に「3番・右翼」で先発出場し、今季4度目の1試合2発で3年連続20本塁打に到達した。日本人選手では5年連続のドジャース・大谷翔平投手(30)に次いで2人目。

右打者では初の快挙だ。

 歴史的な一発が飛び出したのは3点を追う5回2死二塁だった。先発右腕・ギルバートの3球目、81・2マイル(約130・7キロ)スプリットを打球速度101・3マイル(約163キロ)、打球角度34度、飛距離398フィート(約121・3メートル)で左翼席への20号2ラン。一時は1点差となる一発にリグレーフィールドは大歓声に包まれた。ナ・リーグ本塁打王争いでは6位タイに浮上した。

 1本目は2点を追う初回2死。ギルバートの初球、95・7マイル(約154キロ)の直球を捉え、打球速度111・2マイル(約179キロ)、打球角度19度という弾丸ライナーで左翼席への19号ソロとした。17日(同18日)のブルワーズ戦以来4試合ぶりのアーチだった。

 23年の20本、24年の21本に続き、3年連続3度目のシーズン20発。自己最多は昨季の21本塁打だが、今季は年間42本塁打ペースで打ちまくっている。同学年の大谷の5年連続に迫る3年連続の大台。松井秀喜氏(ヤンキースなど)も2年連続20発は2度あったが、3年連続はなかった。

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