西武ホールディングス(HD)の第20回定時株主総会が24日、埼玉・所沢市内で開かれ、株主から西武のオンラインカジノ問題についての質問があった。

 「オンラインカジノに関する発表がこの時期になったのはなぜか」という質問に西武・奥村剛球団社長は「オンラインカジノの件につきましては株主のみなさまを始め、ファンのみなさま、全ての関係者のみなさまにご心配、ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。

深く、心よりおわび申し上げます」と謝罪。「当球団ではオンラインカジノの利用に関し、日本野球機構(NPB)と連携をし、今シーズンが始まる前に球団内で自己申告の呼びかけを行った結果、5名について埼玉県警にご相談をしておりました。球団としてオンラインカジノが賭博に該当することを十分に周知できなかったことを深く反省し、重ねてファンのみなさま、全ての関係者のみなさまに深くおわび申し上げます。本人らは興味本位で利用してしまったことを深く反省しており、球団が科した処分の制裁金の支払いは異議なく受け入れております。球団としましては、こうした率直な申告に至った本人たちの姿勢も踏まえつつ、今後の当局の判断を注視し、その結果を基に適切な対応を行って参ります。なお、なぜこのタイミングということにつきましては、シーズン前の申告からここまで日本野球機構との連携の上、当局の調査で情報の取り扱いに十分注意しながら慎重に行っておりました。新たに発生したものではございません」と説明した。また、発言中には3度頭を下げた。

 西武では19日、オンラインカジノで賭博をしたとして、賭博容疑で西武の外崎修汰内野手、柘植世那捕手、長谷川信哉外野手、児玉亮涼内野手、男性職員1人の計5人が埼玉県警に書類送検されていた。

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