◆米大リーグ ロッキーズ7―9ドジャース(24日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が24日(日本時間25日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でフル出場し、3点をリードした6回無死一塁の4打席目に、2試合連続本塁打となる27号2ランを左翼席に放ち、日米通算300号となった。5打数1安打2打点で、ドジャースは3回までナ・リーグ西地区最下位のロッキーズに2点のリードを許していたが、逆転勝ち。
大谷は、4月に対戦して本塁打を放つなど2打数2安打だった先発右腕・バスケスの初回先頭の1打席目は399フィート(約122メートル)の大飛球もあとひと伸び足りず中飛。3回1死一塁の2打席目も飛距離322フィート(約98メートル)の左飛に倒れた。3打席目は空振り三振。ドジャースは4回にコンフォートの5号3ランなどで6点を奪って一気に逆転した。
大谷にアーチが出たのは3点をリードした6回無死一塁の4打席目。1ボールから2番手左腕・ロリソンの甘く入った直球をうまく逆方向にはじき返した。ぐんぐん伸びだ打球速度101・6マイル(約163・5キロ)、打球角度27度の打球は、左翼席最前列へ飛距離373フィート(約114メートル)の2戦連発27号2ラン。日米通算300号(NPB48本、MLB252本)の節目にも到達した。
ドジャースは救援陣が誤算。オープナーのドライヤーが1回1失点、2番手ロブレスキが5回2失点で試合を作ったが、7回にイエーツが1失点、8回にバンダが3失点で1点差に迫られた。それでも9回表にはT・ヘルナンデスが左中間へ適時二塁打。