◆米大リーグ ロッキーズ1―8ドジャース(25日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が25日(日本時間26日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、3試合連続安打をマークするなど2打数1安打2四球の4出塁で、先発した山本由伸投手(26)も5回56球、1安打無失点6奪三振で7勝目を挙げた。ドジャースは3連勝でリーグ最速の50勝に到達した。

この試合がレギュラーシーズン半分の81試合目。50勝31敗で貯金は19となった。

 大谷は、初回先頭の1打席目は、カウント2―2からカーブに反応したが遊飛。3回2死一塁の2打席目は四球で出塁した。6回無死一塁の3打席目は左前安打で出塁し、マンシーの適時打で生還した。2点リードの7回1死二塁では申告敬遠。9回先頭の5打席目はスイングしたバットが捕手のミットに当たる打撃妨害で出塁した。

 5回まではドジャース山本、ロッキーズ・ドーランダーと両先発右腕がスコアボードに「0」を並べ続けた。ともに5回までは1安打、1四球で無失点。試合が動いたのは6回だった。ドジャースはラッシングの四球、大谷の左前安打などで2死二、三塁のチャンスを作ると、突然大雨が降り出したことが功を奏した。マンシーが高々と挙げた飛球をロッキーズ一塁手のトグリア、二塁手のエストラダがともに見失って落球。

2人が生還して先取点を奪い、降雨のため1時間27分間中断になった。中断が長引いたため、両軍の先発右腕は降板。山本は5回56球で余力もあったはずだが1安打無失点でマウンドを降りた。

 ドジャース2点リードで迎えた7回にはコンフォートの中前安打や大谷への申告敬遠などで2死満塁のチャンスを作ると、マンシーが右翼へ13号満塁本塁打。22日(同23日)の本拠地・ナショナルズ戦でも満弾を放っており、3戦で2発目の満弾でリードを6点に広げた。8回にはコンフォートの2戦連発の6号ソロも出た。

 6月はこの試合の前まで4戦勝ちなし3連敗中と苦しんでいた山本だが、ようやく7勝目(6敗)。昨季に並ぶ白星となり、今季の投球回も89回2/3で、昨季の90回にあと1アウトまで迫った。防御率は2・61となった。

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