【社会人野球】大阪ガスが３年ぶり都市対抗切符獲得　完投勝利の大宮隆寛「スタートラインに立てた」
パナソニックとの第４代表決定戦で完投勝利を挙げた大阪ガスの大宮隆寛投手（カメラ・松ケ下　純平） 画像（1枚）

◆都市対抗野球大会近畿地区▽第４代表決定戦　大阪ガス２―１パナソニック（２７日・わかさスタジアム京都）

　両手を高く突き上げた。大宮隆寛は最後の打者を左飛で打ち取り、喜びを爆発させた。

　「（パナソニックは）左打者が多い」と外角へのスライダーを軸に、打たせて取る投球で完投勝利。「喜んでいただいて本当に良かった」と一塁側に集結した自社の応援団へ感謝を口にした。

　大宮は昨年、日本生命の補強選手として本大会へ出場。「強い気持ちだけは持っていた。（今年は所属する）チームで出られる」と、２０２２年以来、３年ぶりとなる大阪ガスの出場に笑顔。１７０センチと小柄ではあるが、工夫で存在感を出す。「同じ変化球でも緩急をつける」と自らの技術で相手打者を翻弄（ほんろう）する。

　エースは「やっとスタートラインに立てた」と肩の荷を下ろしつつ、「５連勝して日本一になれるようにしっかり準備していきたい」と、２０２３年の日本選手権以来となる全国制覇へ向けて、もう一度ギアを入れる。

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