◆米大リーグ ロイヤルズ―ドジャース(28日、米ミズーリ州カンザスシティー=カウフマンスタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が28日(日本時間29日)、敵地・ロイヤルズ戦に「1番・投手」で先発登板した。1回表先頭の1打席目は見逃し三振に倒れ、1回裏のマウンドではMLB公式戦では自己最速となる101・7マイル(約163・7キロ)をマークした。

 初回先頭の1打席目は3球で見逃し三振に倒れた大谷。今季の登板日は過去2試合、いずれも1打席目は空振り三振を喫しており、登板日は3戦連続1打席目は三振となった。過去2試合は本拠地での登板だったため、マウンドに上がってから打席に立ったが、この日は今季初の敵地だったため、試合開始5分前までブルペンで投球練習を行い、開始4分前にベンチに戻って2分間で打席への準備を整えて1打席目に立ってから、マウンドに上がった。

 先頭のインディアには3球目に100・1マイル(約161・1キロ)をマークし、5球目で二飛。続くウィットには左前安打、続くガルシアに四球を与えたが、1死一、二塁でパスクアンティノを101・7マイル(約163・7キロ)で二併打に打ち取った。

 復帰後初めて2回のマウンドに上がると、ペレスを中直、カグリオンを空振り三振、ロフティンを捕邪飛に打ち取り、3者凡退で抑えた。

 16日(同17日)の本拠地・パドレス戦で23年8月以来663日ぶりに投手復帰し、いきなり100・2マイル(約161・3キロ)を計測して1回28球で、2安打1失点。22日(同23日)の本拠地・ナショナルズ戦では1回18球、無安打無失点で2三振を奪った。中5日で3度目の登板を迎えた。

◆2回までの投球内容は以下の通り。

★1回

▽インディア(右)

(1)見逃し 直球 153・0キロ

(2)ファウル 直球 157・6

(3)ボール 直球 161・1

(4)ボール スイーパー 136・5

(5)二飛 直球 158・0

▽ウィット(右)

(6)左前安 スイーパー 133・4

▽ガルシア(右)

(7)見逃し シンカー 151・9

(8)ボール スイーパー 136・3

(9)ボール スイーパー 136・6

(10)ボール 直球 156・1

(11)四球 カットボール 146・4

▽パスクアンティノ(左)

(12)見逃し 直球 159・6

(13)見逃し 直球 161・3

(14)二併打 直球 163・7

★2回

▽ペレス(右)

(15)見逃し スイーパー 132・0

(16)ファウル スイーパー 136・6

(17)中直 直球 159・0

▽カグリオン(左)

(18)空振り 直球 160・8

(19)ファウル スイーパー 131・3

(20)ボール シンカー 149・5

(21)ファウル スライダー 141・8

(22)空三振 スライダー 143・4

▽ロフティン(右)

(23)見逃し スイーパー 131・5

(24)空振り スライダー 140・8

(25)ファウル スライダー 141・5

(26)ファウル 直球 158・7

(27)捕邪飛 スイーパー 132・9

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