◆JERA セ・リーグ 巨人―DeNA(29日・東京ドーム)

 巨人は20年の阪神戦(東京D)以来の同一カード3連戦3試合連続完封勝利を達成して3連勝。先発した赤星が6回2/を3安打無失点と好投し、自己最多の6勝目を挙げ、2回には中山が右翼席へ先制ソロを放って、プロ初本塁打をマークした。

守護神・マルティネスは26セーブ目を挙げ、16年・田島慎二(中日)のセ・リーグ記録に並ぶ、開幕から31試合連続無失点を記録した。

 初回は2死から泉口が遊撃への内野安打で出塁すると、続く吉川も四球を選んで好機を作るが後続が倒れて無得点。2回には先頭の中山が右翼席へプロ5年目で初本塁打を放ち先制に成功した。

 1-0の3回は1死からオコエが中前打を放つと、2死一塁で吉川が再び四球で出塁。しかし、増田陸が遊直に倒れて追加点を奪うことはできなかった。4回は1死から門脇の放った打球を相手先発・ジャクソンがグラブではじいてイレギュラーとなった打球が中前打となったが、無得点だった。

 5回は丸が右中間へ安打を放ったが無得点だった。6回も相手の失策で増田陸が出塁するも後ろの打者が抑えられた。7回は3者凡退。8回は2死から吉川が中前打を放つと、増田陸が死球を受けて得点圏に走者を進めたが得点を奪うことはできなかった。

 投げては先発した赤星が初回、先頭の佐野に四球を与えると、二塁まで進めたが後続を抑えて無失点だった。2回は3者凡退で抑えると、3回は1死からジャクソンに右前打を打たれたが続く佐野を併殺打に抑えた。

 4回は3者凡退。5回は1死から山本に左前打を許したが後続を断った。6回は3者凡退。7回は2死から筒香に右前打を打たれると、交代が告げられ6回2/3で3安打無失点で降板した。2番手には田中瑛が登板し、山本を空振り三振に斬って抑えた。

 8回には26歳の誕生日を迎えた大勢がマウンドに上がり、打者を3人で料理した。9回はマルティネスが登板。最終回を締めた。シーズン74試合目を終えたチームで、防御率はいまだ0・00。NPB通算192セーブとした。開幕からの連続試合無失点はNPB歴代2位タイ。1位は21年に39試合をマークした平良海馬(西武)となっている。

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