日本水泳連盟は29日、都内で評議員会と理事会を開き、鈴木大地会長の再任が承認された。任期は2年。
鈴木会長は今夏の参院選(7月20日投開票)東京選挙区の自民党公認候補にも決まっている。当選した際は日本水連会長と国会議員の二足のわらじを履くこととなる。「水泳連盟としての役割もあれば、日本のスポーツの方向性を決める役割にいければ、泳げるスキルの大事さを訴えていきたい。五輪の花形競技であるだけでなく、命を預かる重要な運動だと、教育としての価値をもっと訴えていきたい」と話した。
2015年から5年間、スポーツ庁長官を務めた。その際、上司にあたる文科相が自民党員だったこともあり、今回の参院選では自民党公認候補となった。「その方々と今後、スポーツの振興を図れるのなら幸せなこと。スポーツができるのは平和があるから。国防安全などトータルで考えたときに、責任を持ってでやっていけるのは自民党かな」と説明した。
評議員会では、1992年バルセロナ五輪競泳金メダリストの岩崎恭子氏の理事就任も承認された。鈴木会長は「金メダリストは金メダルを取って終わりではない。その後、社会に還元して貢献していくのが役割だと持っている。岩崎理事にも世間に対して訴求していく力があると思う。水泳界全般、幅広くご活躍いただきたい」と期待を寄せた。