◆第107回全国高校野球選手権南北海道大会室蘭地区予選 ▽Cブロック代表決定戦 駒大苫小牧11―0鵡川=5回コールド=(29日・とましんスタジアム)

 駒大苫小牧が5回コールドで鵡川を下し、2年ぶり28度目の南北海道大会進出を決めた。

 初回、1死二塁から渡辺瑛太内野手(3年)が左中間適時三塁打を放ち先制。

吉川琉毅内野手(2年)も中前適時打で続くと、さらに4連続四球で2点を追加し、いきなり4点を先制した。それ以降も2回を除く毎回得点し、5回までに10安打11得点をマークした。

 投げては27日の北海道大谷室蘭戦で左足首の故障からの復帰登板で、168球完投したばかりのエース寺田七将投手(3年)が、中1日での登板をものともせず5回を1安打無失点、毎回の8奪三振。5回コールドで南北海道大会進出を決めた。

 佐々木孝介監督は、初回と5回に四球を許した寺田に「50点。点数取られたら代えようと思いました。最初と最後にフォアボール、詰めの甘さ。彼は背負わなきゃいけない子だと思ってるんで50点」と辛口の評価。それでも「エースなんで、引っ張っていってもらいたい。重荷にならないかなと思うんですけど、それぐらいの気持ちのある子。信頼を置いてます」と信頼を明かし、南北海道大会での投球に期待していた。

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