◆JERAセ・リーグ 中日1―2広島(29日・バンテリンドーム)

 広島のドラフト2位・佐藤柳之介投手がプロ初登板先発で初勝利を挙げた。球団の新人では昨年の常広以来、13人目。

6回2安打無失点、85球の好投で白星を手にした。

 初回から2イニング連続の3者凡退。3回に無死一、二塁を迎えたが、松葉の投手前へのバントを冷静に処理し、三塁で封殺した。続く岡林を遊ゴロ併殺に打ち取り、被安打はこの回の2本のみ。打っても3回1死のプロ初打席で右前打を放った。

 打線はファビアンが4回に先制の10号ソロ。2ケタ本塁打に乗せると、6回2死三塁でも左前適時打を放った。5戦連続のマルチ安打。リーグトップの打率を3割1分7厘に上げた。チームは連勝で2位をキープ。リーグ戦再開の最初のカードを勝ち越した。

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