◆第74回ラジオNIKKEI賞・G3(6月29日、福島競馬場・芝1800メートル、良)
3歳限定のハンデ重賞に牡馬14頭が出走し、4番人気でハンデ53キロのエキサイトバイオ(栗東・今野貞一厩舎、父レイデオロ)が、ゴール前で鋭く伸びて重賞初挑戦Vを飾った。
荻野極騎手は2022年10月のスプリンターズS(ジャンダルム)以来、2年9か月ぶりの重賞勝利。
同馬の母は2009年阪神JF、2010年秋華賞で2着になったアニメイトバイオ。叔父には2018年天皇賞・春を制したレインボーラインがいる。デビュー5戦目で初勝利を挙げ、前走のあずさ賞(京都・芝2000メートル)では首差2着。今回は重賞初挑戦で初めての1800メートルを克服し、待望の重賞初タイトルとなった。
2番人気のセンツブラッド(菅原明良騎手)が2着。3着は8番人気のインパクトシー(横山琉人騎手)。馬連は2700円、馬単は5510円。3連複は1万520円。
クリストフ・ルメール騎手(モティスフォント=7着)「スムーズな競馬ができた。ただ、切れ味がなく、外に出してからジワジワでした。スタートが遅くていい位置が取れないので小回りは合わないですね」
小沢大仁騎手(スナークピカソ=8着)「前回が外回りのハイペースで、しぶとく粘っていたから、能力は高いと思っていました。強気な競馬をしたいと思っていて、勝ちに行ったぶん苦しくなってしまったけど、レースを重ねて力をつけています」
舟山瑠泉騎手(レーヴブリリアント=9着)「少し内に張る面があったけど、ラストもばてずにジリジリと伸びていて頑張っています」
戸崎圭太騎手(バズアップビート=10着)「我が強くて子供っぽさがが出ていたけど、うまくスタートを決めてくれた。いいところで流れに乗って楽だったけど3、4角では伸びなかった。もう少し成長してからですね」
松岡正海騎手(フクノブルーレイク=11着)「きょうは向こう正面で脚がなかった。暑さなのかハンデ(57キロ)が影響したのか…」