◆JERAセ・リーグ 中日1―2広島(29日・バンテリンドーム)

 広島はドラフト2位・佐藤柳之介投手がプロ初登板初先発で初勝利を挙げた。85球で6回2安打無失点の好投。

8回に栗林が1死一、三塁を招いて森浦が救援したが、岡林の左中間への飛球を途中出場の中堅・大盛が横っ跳びで大ファインプレー。犠飛の1点でとどめた。打線はファビアンが4回に先制の10号ソロを放ち、6回にも左前適時打。連勝で2位をキープした。

 以下は試合後の新井貴浩監督の主な一問一答

―佐藤柳の投球は

「良かったね。期待はしていましたけど、期待のはるか上の投球をしてくれた」

―1軍に同行していたオープン戦からの成長は

「(ストライク)ゾーンの中で勝負できるようになっているかな。また、会沢のリードもすばらしかった。久しぶりのスタメンだったけど、期待通り、引っ張ってくれたと思います」

―会沢は4月30日以来のスタメン

「ここはやっぱりルーキーだし、ベテランの力を借りようと思って」

―佐藤柳は立ち上がりやクイックなどが課題だった

「そこも問題なくこなしてくれていたと思います。キャンプ、オープン戦で課題が出て、ファームでしっかり課題をつぶしておくように投手コーチが言ってくれているので。それをクリアできているから、より打者にフォーカスしやすくなっているんじゃないかと思いますね」

―バント処理なども落ち着いていた

「落ち着いているね。『どうだった?緊張したか?』と聞いたら『初回は緊張しましたけど、それ以外は大丈夫でした』と。初登板とは思えないような落ち着きがあったと思います」

―大盛の守備など野手もアシスト

「あれもすごいプレーだったよね、本当に。

きょうはね、ファビアンもナイスバッティングだったと思うけど、きょうは本当に守り。守り勝った試合だったと思います」

―打順を組み替えた

「ここ何試合かファビアンが2番に入って、どちらかというと、ファビアンがチャンスメイクする感じだったので。ファビアンの前にランナーを置きたいと思って、きょうは4番に入れました」

―3連戦は全て1点差で2勝1敗

「本当に守り。守って、守って、しのいでロースコアをものにできていると思います。きょうも、あの場面でいった森浦(8回1死一、三塁で救援)がよく抑えた。追いつかれずに帰ってきたし、きのうの中崎もそう。きょうの大盛の守備も、会沢の経験、リード。本当にいい野球ができているなというふうに思います」

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