◆米大リーグ アストロズ3―12カブス(28日、米テキサス州ヒューストン=ダイキンパーク)
カブス・鈴木誠也外野手(30)が28日(日本時間29日)、自身の持つ日本人右打者の最多本塁打記録を更新した。敵地・アストロズ戦に「3番・DH」で出場。
歴史的な一発は右腕・グストのスイーパーを振り抜き、打球速度105・8マイル(約170・3キロ)、打球角度26度、飛距離405フィート(約123・4メートル)で左翼席に放り込んだ。「シングル(安打)か四球をもぎ取るつもりでいったら、本塁打になっちゃった」。23年に日本人右打者では初の20本塁打。昨季は21本塁打を放ったが、渡米4年目の今季は出場79試合目(チームは83試合目)で早くもキャリアハイを超えた。
22本塁打はリーグトップのドジャース・大谷に7本差の同4位タイ。69打点はリーグ単独1位となり、両リーグでもローリー(マリナーズ)に並んでトップタイだ。年間42本塁打、134打点ペースと、23年に記録した自己最多74打点の更新も確実。「これからもけがをしないように頑張ります」と球場を後にした。